Kindle出版までの道のり Vol.4

こんにちは。北詰至です。
この度、初の短編サウナ小説×短歌「サウナの前はいつも憂鬱 −心が弱った日に読む 8のサウナ小説と短歌」をKindle出版いたしました。

出版を記念して、出版を決意したところから企画、編集、出版に至るまでの経緯をお伝えいたします。これからKindle出版をしようと思っている方、いつかは本を出版してみたいと思っている方はぜひご覧ください。

目次

  1. 初めての小説執筆
  2. 盲点だったサウナレポート執筆の苦戦
  3. 本業と執筆の両立

出版までの道のり Vol.1
出版までの道のり Vol.2
出版までの道のり Vol.3

初めての小説執筆

タビノコトバの校正が終わった2020年9月から本の執筆を再開しました。8編のラフを書き終わったのが11月下旬。文字数は最終的に3万文字になりました。

今回出版した本は小説とサウナレポートを融合した物ですが、実は小説を書いたのは今回が初めてでした。振り返ってみると、小説を書いたことがないのに小説仕立てにしようと思いついた無計画性が恐ろしいです。

ところが、実際に書き始めてみると小説パートは何も考えずにスイスイ書けました。「悩み」というテーマにそって実際自分が経験したエピソードや、普遍的な悩みのエピソードを考え、頭の中で登場人物に動いてもらいます。
頭の中でドラマを再生して、そのまま紙に書き写していくような作業でした。
本格的に小説を書く方は、キャラクター設定やプロットを作ってから執筆するのだと思いますが、伏線も何もない短編小説なのでその点は難しく考える必要がありませんでした。それよりも、悩んでいる人にも読んで欲しかったので、頭を使わずに省エネで読めるように単純な話になるように気をつけました。

盲点だったサウナレポート執筆の苦戦

小説と比べて、サウナレポートの執筆に苦戦しました。
サウナレポートはブログの記事をベースにしたので少し手入れすれば大丈夫だと軽く考えていました。
ところが、文章をたくさん書いたり、タビノコトバでの編集の経験を経た後に見直してみると、わかりにくい表現のオンパレードで大幅な加筆修正が必要でした。また、小説パートとの整合性も取らないといけないですし、小説のように架空の世界ではなく実際にある施設の描写を紙に落とし込むのがとても難しかったです。自分の技量不足を痛感しました。

今回の本のメインテーマはサウナ施設さんへの感謝状なので、サウナレポートのパートを魅力的に書いて、本を読んでくれた人がサウナに行きたくなるようにしたいと思いました。難しい作業でしたが、本を読んでいただいた方からサウナに行きたくなったと言ってもらえたので、今はホッとしています。

本業と執筆の両立

11月下旬にラフを書き終わり、その後に初校に入りました。2020年中に出版したかったのでこの時点であまり時間がありませんでした。ですが、読み直してみると分かりにくい表現や文章構成が多く、結局ほとんどの文章を書き直しました。

運悪く本業がかなり忙しくなり、校正は思うように進みませんでした。
平日は夜12時近くまで残業していたため、土日祝日に終日執筆活動をして少しでもページ数を進めるようにしました。仕事ではすぐに集中力が途切れるのに、執筆をしている時は不思議と集中力が途切れませんでした。仕事の疲れも気になりませんでした。3万文字も書いたのは初めてだし、小説を書くのも初めてだけど、少しずつ形になっていくのが楽しかったです。

音楽や、ドラマ、映画もモチベーションを保つ助けになりました。
ドラマ「ヴィレヴァン!」にハマって、そこから主題歌を歌っていた「忘れらんねぇよ」や主演の「岡山天音」くんにハマりました。
「忘れらんねぇよ」は冴えない男の子の葛藤を歌った曲が多いので、悩みすぎて冴えない毎日を送る本の主人公と重ね合わせて執筆しました。曲のおかげで悩みもがく様子がリアルに描けたと思います。
「岡山天音」君からも、作品ごとに姿を変えて表現している姿に刺激を受けました。

8月から執筆を始めて、4ヶ月も本を書き続けるためには「楽しい!」という気持ちが必要だと思います。表現する楽しさを味わえたこの期間は、本当に幸せな時間でした。