【Tips】高尾 | 妖怪ポストの謎を追え!

こんにちは。2020年はアウトドア三昧だった 北詰至 です。

高尾の山の中に、妖怪ポストと呼ばれるナゾの建造物があるのをご存知ですか?

目次

  1. 妖怪ポストを発見した話し
  2. 妖怪ポストの謎を追え!

山中で妖怪ポストを発見した

昨年の秋、とある晴れた日に高尾の山の中を散策していた時のことです。
一緒に散策をしていた方から「この近くに妖怪ポストがあるけど、行ってみる?」と誘われました。

妖怪ポスト?

奇妙な名前を聞いて最初に頭に浮かんだのは、木の上に茅葺小屋のような郵便受けが乗っかった鬼太郎の家のようなポストでした。
妖怪と名がつくものは全て水木しげる風にイメージ変換してしまうとは、DNAレベルにまで水木しげるが深く刻まれていることを実感します。

好奇心を掻き立てられふたつ返事で快諾すると、登山道をはずれて整備されていない山の斜面へと案内されました。

登山道を外れて山の斜面をのぼる

木々の影に隠れて登山道からは見えませんでしたが、ほんの少し進んだ先に突然エレベーターぐらいの大きさのコンクリート建造物が現れました。錆びついた青銅のトビラが物々しい雰囲気を漂わせています。

これが妖怪ポスト!

妖怪ポストという名前の由来はすぐに分かりました。
大きな扉の上に掲げられた紫色の看板に〒マークが書かれています。建物の奇妙な佇まいと相まって妖怪ポストと呼ばれているのでしょう。

怖い気持ちよりも好奇心が勝りトビラを開けてみよう取手に手をかけましたが、トビラ同士がボルトでがっちりと留められていて開きそうにありません。

しばらく同行者と一緒にこの不思議な建造物についてあれこれと妄想を膨らませました。
錆におおわれて見えづらいのですが、トビラにウルトラ警備隊のようなマークが描かれているのも気になります。

錆におおわれた謎のマーク……

妖怪ポストの謎を追え!

自宅に帰ってからも妖怪ポストの謎が気になってネットで検索してみました

Googleの検索窓に「高尾 妖怪ポスト」と入力したり、看板に書かれた謎のアルファベット「L.NO.3」などで検索してみるものの全く手がかりが得られません。メジャーな登山エリアにあって、しかも人目を引く建造物なのに全くヒットしないのは奇妙な話しです。

もしかして妖怪に化かされて幻を見させられていたのかも!?

ねばり強く、山の中で撮った写真を眺めながらヒントになりそうな物を探しました。
そこでふと、電電公社のロゴがウルトラ警備隊のマークに似ていたことを思いだしました。電電公社はNTTの前身にあたる団体で、さらに時代を遡るとその前身は逓信省という電気・通信系の旧官庁です。

そこで「逓信省 山の中に建物」と検索してたどり着いたブログの中にこんな記述を発見しました。

小樽の山中に〒マークがついた謎の建造物がある
ときどきの記 from 小樽

掲載されている写真の建造物は、まさにわたしが高尾で見た妖怪ポストにそっくりです!

ブログの内容を簡単に説明すると、妖怪ポストは逓信省が設置した装荷線輪用建屋(長距離電話設備)でした。
昔の電話線は距離を延ばすと音声電流が減衰してしまうため装荷線輪を一定間隔で設置して減衰を抑えていたそうです。仕組みは難しくてよく分かりませんが……。

奇妙な謎が解けてスッキリしました!
現物を見てみたい方は高尾の山を散策してみてください。