オンラインミーティングをすることを「Zoomする」と言うほど、Zoomが一般的に浸透してきました。
コロナ以前であれば、かなりネットを活用している一部の人か、IT化が進んでいる企業に勤める人しか知らなかったZoomですが、今やZoomを使ったことがない人の方が珍しいくらいになりました。
そんな便利なZoomですが、一つだけ不便なことがあります。
それは、手書きの情報を共有できないことでした。
リアルミーティングとオンラインミーティングの違い
リアルなミーティングでは、会議室にホワイトボードがあって、ミーティング中に出た意見をホワイトボードに書き出し、それを元に議論をすることができました。
視覚的に情報をまとめることは、会議の出席者同士の認識を合わせたり、検討に不足がないか確認するために欠かせないものでした。
ところが、Zoomでは手書きでの情報共有がしづらいのです。
例えば、WordやExcelをZoom上で画面共有して、そこに会議で出た意見を書いていくことはできます。
会議中に出た意見を書き出すだけなら、これでも問題ありませんが、図を書きながら状況を整理したい場合は、不向きです。
また、Zoomにはホワイトボード機能があります。
これは、Zoomの機能を使用するため、WordやExcelなどの他のアプリを立ち上げるよりも画面共有までのスピードが早く、時間が限られるミーティングには向いていますが、手書きモードを使用する場合は、マウスを使って文字や図を書くことになるので、まともに使用できるものではありませんでした。
iPadの画面をZoomで共有して、手書きボードの代わりに使用する
実は、Zoom上で手書きの情報を共有する便利な方法があります。
iPadを持っている人限定になりますが、会議室のホワイトボードに情報を書くようにストレスフリーで手書き情報を共有できます。
1.「画面の共有」から「iPhone/iPad」を選択して「共有」ボタンを押す
2. 下記の画面がZoomに表示されるので、指示に従ってiPadを操作する
3. iPad上の操作は下記のとおりです
まず、ZoomとiPadを同一のWi-Fiネットワークに接続します。
その後、iPadのメニュー(画面の右上を下に向かってスワイプすると表示されます)から「Screen Mirroring」をタップします。
4. ミラーリングできる候補が表示されるので「Zoom-xxx」をタップします
xxxにはご自身のZoom IDが表示されるはずです。
5. Zoomの画面にiPadの画面が共有されます
6. iPad上で手書きメモアプリを起動して、手書きでメモを取ります
下の図ではGoodNotes5を使用しています
iPadをお持ちの方はぜひ試してみてください。
オンラインミーティングのストレスが半減されます。