【旅エッセイ】名古屋 ~ういろう肌を蒸しあげる

※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。

サウナに入るために名古屋に来たというのに、やれ「ここはフィンランドだ」だの、やれ「ここは天国だ」だの、ちっともサウナのことを書いていないので、そろそろSaunaLabのサウナについて書こうと思います。


SaunaLabには雑居ビルの中とは思えないほどの多種多様なサウナがあります。
1人しかはいれないすごーく小さいサウナや、セルフロウリュと言って温めたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、好みの湿度にできるサウナ。さらに、サウナエリアとサウナエリアをつなぐ通路自体がサウナになっているものまで。

残念ながら水風呂はないのですが、その代わりにアイスサウナと呼ばれる霜のついたつめたーい冷凍庫のような小部屋があって、サウナで火照ったからだを冷ますことができます。

サウナエリアにも広々とした休憩スペースがあり、トナカイの毛皮をしいたチェアにからだをあずけてボーっとしていると、本当にフィンランドに来たかのような気分を味わえます。


わたしは、サウナ短歌というものを嗜んでいまして、ここSaunaLabのために一首、短歌を詠みました。

フィンランド森の木立にわけ入ってういろう肌を蒸しあげ候

僭越ながらSaunaLabのメッセージ帳に短歌を書き残してきました。
トップの画像を見た方はお気づきかと思いますが、漢字を間違えています。
旅の恥はかき捨てといいますから、良しとさせてください。

これにて、名古屋編は終了です。明日からは冬のロシアをご紹介いたします。

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この記事を書いた人

サウナ短歌の第一人者。サウナスパ・プロフェッショナル。公衆浴場コラムニスト。お問い合わせはインスタ・TwitterのDM、またはHPの問い合わせフォームからお願いします。

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