先日、心のサウナで終わってしまった文化浴泉に行ってきました。
先日、惜しくも入れなかったときの記事はこちら。
あれから一ヶ月。すっかり暖かくなりました。
銭湯内はこじんまりしていてキレイ。まあるい富士山の銭湯絵がオシャレです。
脱衣所とサウナ室には優雅にジャズが流れます。
最大収容人数4人くらいのちいさなサウナで、サウナーらしき女性と時間をともにしました。
TVもない。静かなゆっくりとした時間が流れます。
砂時計をくるっとひっくり返し、砂時計に向かって膝を抱えて熱気をまとう彼女を横目にみながらベージュのレンガ風の壁をぼんやり眺めていました。
2度めの外気浴中に、体の中央線に縦長のブラックホールが出現して周囲の組織を巻き込んでいくような感覚がありました。このまますべてまんなかに吸い込まれてしまうんじゃないか。
そんなことを3度めのサウナタイムで思い出していました。
ブラックホールといえば一躍時の人となった国立天文台の本間教授。
彼がTV番組で本当に楽しそうにブラックホールや宇宙の話をしているのを見て、この人は心の底からこの仕事が好きなんだろうと思いました。
彼を見ていると、なぜか自分までわくわくしてきます。
好きを仕事にしている人の与える影響力はなんと大きいのだろう。
わたしはどうだろうか。わたしはわたしの仕事をつまらないと思っている。
わたしは何がしたいだろうか?わたしは自分と同じように社会から疎外感を感じている人のこころを救いたいと思う。それを生涯の仕事にできたらわたしがこの広大な宇宙に生まれてきた意味があるだろう。
気がつくと10を指していたサウナ計の針が6まで進んでいました。
8分経っている。今日のこの疲れた体だとそろそろ出なければ。
さきほどの彼女のように膝をかかえて最後の水風呂につかるころにはなんだか清々しい気持ちになっていました。
ここでサウナ短歌を一首
宙を舞う熱気の中に隠されたベルガモットを探る鼻先
【女子サウナ情報】
サウナちっちゃい!4人が限界。TVなし。心地よいジャズが流れる。86度。
この日はベルガモットのアロマでした。
サウナマットがないので入り口付近のビート板を持って入るスタイル。
水風呂は18度、バイブラあり。
サウナと水風呂の間に石のベンチがあるのでしっとりととのえます。