急な冷え込みのせいか久しぶりに坐骨神経痛になってしまったので急いでサウナに行ってきました。
溝口温泉 喜楽里
坐骨神経痛の方はサウナ行くと、翌朝脚の痛みがスッキリしますよ。わたしは2年くらい苦しんでいましたが、はじめてサウナに行った翌朝目覚めた時にこのうえないほど脚が軽くなっていて久しぶりに爽快な朝を迎えることが出来ました!
漢方や鍼やピラティスなどのおかげもありますが、最後のひと押し!って感じですかね。
さて…サウナのはなしに戻ります。
よもぎ蒸しの塩サウナにはいると、あれ?ここは中世ヨーロッパの社交場かな?と見紛うような光景かひろがっていました。白いモヤの中にぼんやり浮かびあがる裸、裸、裸。神々しい肉感。お風呂なんで当たり前なんですけど。
入口付近にある塩をひとつかみして、視界の悪いモヤの中を見渡すと奥の方にひとつだけ空席を見つけました。天井にたまった水蒸気がときおりポツリとつむじに落ちてきます。滑らないよう足元に気をつけながらサウナ室を進んで椅子に腰を下ろし、塩を脚や腕にそっと置き広げました。
知ってますか?塩はガジガジ擦り込むのではなく、肌の上でじんわり溶かすだけでいいのです。粗塩で肌を擦ったら肌が傷つきますのでね。浸透圧で肌の奥にたまった皮脂よごれを浮き上がらせるのです。
“このマメ知識、ブログに書こう。”
などと思いながら目の前を見るとミロのヴィーナスが太ももをぴったり閉じた三角地帯に塩をこんもりのせていました。そう、塩パンツです。マイクロビキニほどの小ささの、しかし上品な純白の下着(ぽい)姿。
さすがヴィーナス。場所はともかく、塩はじっくり溶かすものと心得てらっしゃる。
ヴィーナスのお姿を視界の端に映しながらしばし塩サウナの心地よい蒸気に蒸されていると、5分ほどたったところでヴィーナスはおもむろに塩パンツをむんずと掴んで裸になりました。そして手に持った塩を身体中にゴシゴシ擦り込み始めました。
…あぁ、ヴィーナスとて塩サウナの正しい利用方法をご存知ない。
ここで本日のサウナ短歌を一首。
Y字路に降り積もる雪しんしんと白からとけて透明になる