【舞浜】ユーラシア ~サウナ界のディズニーランド

ケロサウナという珍しいサウナがある。ケロ材という高級木材を使って組んだサウナのことで、フィンランドでは木の宝石と呼ばれているらしい。良い香りがするのだそうだ。

日本ではさらにお目にかかる機会がなくて、さらに女性も入れる施設となると数が限られてくる。

※ケロ材は立ち枯れの松の木(シルバーパイン)のことです。自然に立ったまま枯れた木材のため数が少なく希少です。

 

その貴重な施設のうちのひとつが舞浜にあるスパ&ホテル ユーラシアだ。

 

訳あって新浦安の海辺から1時間かけて歩いて向かった。時間は夜9時前。

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ケロサウナの効用

サウナ室にはいった瞬間、なんともいえない芳香が鼻をくすぐる。木材の匂いなのでウッディなどっしりとした香りをベースとしながら、奥ゆかしいフローラルな香りがかすかに混じっている。あくまで控えめに、だけど確実に、心身を深い安息に導いてくれる。

 

木肌は、元からなのか経年変化なのか凹凸があるのだが、サルスベリのようになめらかだ。足の裏をつけるとじんわり暖かさが昇ってくる。実は、サウナ室で脚を下ろしたまま脚まで均等に温まるのはまれで、たいていは冷たさが気になって、体育座りしたり胡座をかいたりするのだ。

 

ケロサウナの神秘

その昔、フィンランドではサウナは清潔な場所として出産が行われていたそうだ。先日、フィンランド大使館の職員が「わたしの父はサウナ産まれです。」と話しているインダビュー映像を見た。その職員は40代くらいだったので60~70年ほど前はまだサウナ出産が行われていたことになる。

ログ風に組まれた本場っぽさを思わせるサウナ室の造りのせいか、ケロ材の芳香のせいか、お産に使われていたという神聖な雰囲気が肌で分かるような気がした。

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本日のサウナ短歌

ふれてみたケロの木肌はなめらかでひと続きになる肌色のなみ

 

 

 

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