【旅エッセイ】屋久島 〜旅は予約からはじまっている

旅行に行くのは、およそ1年ぶりになる。11月に屋久島に行くことにした。
最後に行った旅行は、2019年12月のハワイ旅行だ。

そのハワイ旅行中に、ニュージーランドのガイドブックを電子書籍で購入した。わたしは、移動すること自体が好きなので、目的地に着いてしまえば8割方旅行が終わったような気持ちでいる。

だからハワイにいながら、さらに南にあるニュージーランドに思いを馳せていたのだ。

帰国して早々に友人にニュージーランド旅行の話を持ちかけると、友人も乗り気でトントン拍子で旅行の予定が決まった。

4月にニュージーランドに行く!
そして、マウント・クックでトレッキングをして、湖のほとりでシーフードカップヌードルを食べよう!

そのために、レンタカーを予約したり、トレッキングシューズを買ったり、トレッキングの翌日に現地のスパを予約したりと、順調に準備を進めていた。

そして、今だ。
その後、わたしたちの旅行がどうなったか、全世界の人が簡単に想像できるだろう。

Go Toキャンペーンが始まってから、一緒にニュージーランドに行くはずだった友人と、何度か旅行の計画を立てようとした。

日光、北海道、長野……いくつか候補地が出たが、どれも話が進まない。

世間がGo Toする中、なかなか動けずにいた時に、あるテレビ番組で屋久島の特集を見た。一生のうちに一度は行ってみたいと思いつつ、いつも旅行先の候補から落選するのが屋久島だ。距離も観光の派手さも中途半端だからかもしれない。(ごめんなさい)

さっそく友人に「屋久島は?」とチャットすると、友人もわたしと同じようにいつか行きたいと思っていたわりには、なかなか行けずにいたらしい。

そこから数日であっという間に予約まで完了した。
と言ってもわたしは、友人が送ってくれる飛行機のスケジュールや、宿の候補にOKを出しただけだ。

「宿のプラン、トビウオの唐揚げ付きにしてもいい?」

友人から送られてくるチャットに、全て「いいよ」で返事を返した。

久しぶりの旅行で、旅は予約から始まっているなと思った。
なので今回の屋久島旅行は、出発前の序章から書き始めることにした。

旅行まであと3週間。どうなりますことやら。

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この記事を書いた人

サウナ短歌の第一人者。サウナスパ・プロフェッショナル。公衆浴場コラムニスト。お問い合わせはインスタ・TwitterのDM、またはHPの問い合わせフォームからお願いします。

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