盲導犬と一緒に出かけると見知らぬ人から罵倒される。そんな現状を変えたい。

盲導犬の使用者さんから衝撃的な話を聞きました。

なんと、ただ街を歩いているだけで

「ジャマだ、どけ!」

「馬鹿野郎!」

など心無い言葉を浴びせられるというのです。

そして、入店入園入場拒否も度々あるというのです。

 

多くの人が知っているとおり、盲導犬を含むほじょ犬はお店にも入れますし、乗り物にも乗れます。身体障害者補助犬法という法律で、お店などは盲導犬を受け入れる義務がある、とされています。

 

そしてHPを見てもらうと分かりますが、この法律はお店側だけでなく使用者にも盲導犬の管理などを義務付けているのでお店側も安心して受け入れることができる、というわけです。

こちらの厚生労働省のHPに受け入れる側の事業者へのアドバイスが載っていますのでぜひ見てみてください。

身体障害者補助犬の受け入れについて

 

さて、ここまで法整備が整っているのになんで入店拒否やひどい言葉を浴びせる人がいるんでしょうか。どうしたらそんなおかしなことがなくなるのでしょうか?

 

まず、短期的には正しい知識と勇気をもった仲間を増やすことが先決だと考えました!

もしあなたがお店側の人だったら、入店拒否をしないこと。そして職場の仲間にも受け入れについての知識を広めること。

もしあなたがお店側でも使用者でもなかったら、お店側の知人に知識を広めてみること。それから入店拒否の現場に出くわしたら使用者さんに加勢して一緒に店舗に説明してみること。使用者さんが心無いことばをかけられている現場に遭遇したら気にしなくていい、あなたは全く悪くないとその場で伝えてあげること。

もっと頭がやわらかい人だったらもっと良いアイディアがあるかもしれません。

ざっと思いついただけでも、どんな立場の人でも必ずなにか起こせるアクションがあります。

 

長期的には、ひどい対応を取る人たちの意識を変えていくことが不可欠だと思います。

ひどい言葉を投げつけるのは完全に差別意識の現れです。そして差別意識は一朝一夕では変わりません。

この時間のかかる問題に使用者だけで取り組むのはあまりにも辛すぎます。どんなに意志の強い人でも傷つきます。立ち直れなくなることもあると思います。

ですので、短期的にはとにかく仲間を増やすことが先決です。使用者さんが傷つく場面をなるべくなくしたり、傷ついたときに力になれるよう応援する仲間を増やすことが長期戦への力になると考えました。

 

また、ちょっと話が飛躍しますが、多くの人に余裕がない社会もこの問題の一因だと感じています。余裕がないと他人にやさしく接することができません。自分のことを大切にする余裕もない人に、人に親切にと言っても実行するのは難しいのです。

 

わたしはこの話をシェアしてくれた方にこれ以上傷ついてほしくない!と強く思いました。できることはたくさんあります!

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