【旅エッセイ】信州しなの町 ~旅のはじまり

※この記事は2019年9月の旅行を振り返っています。

今日から信州しなの町の旅エッセイが始まります。
本題に入る前に、旅エッセイを毎日書き始めた理由を少しお話ししたいと思います。

昨年、ほぼ日刊イトイ新聞でネパールでぼくらは。という連載記事を読んでいました。

ネパールでぼくらは。 – ほぼ日刊イトイ新聞2018年の12月にネパールを旅した1週間の記録です。ずいぶん長い連載になると思います。シャラド・ライがネパールにつくったwww.1101.com

ネパールで学校をつくる活動をしているネパール人の青年と一緒に日本からライター、写真家などが同行して、ネパールでの出来事をつづった連載です。実際にネパールに行っていた期間がどれくらいかは分からないのですが(どこかに書いてあるかもしれないけど)連載は半年間ちかく続きました。これがとにかく面白かったのです。

わたしもここ数年はありがたいことに旅行に行く余裕が出てきました。
そこで、ネパールでぼくらは。のような現地での体験を書きたいと思ってnote.で旅行エッセイを書き始めました。

旅行記事はネットにたくさんあるけれど、どこのレストランが流行っているとか、おすすめの観光スポットはここ、みたいな情報記事が多い気がしています。情報記事は情報としては助かるけど、心に残ることはありません。
それはちょっと寂しいので、わたしは旅エッセイを書くことにしました。

ひとえに、わたしがネパールでぼくらは。が好きな理由は、情報を一切そぎ落とした、日本のライターさんや写真家の方の体験をリアルな手触りをもって読めるところでした。今の時代、純粋な読み物としてのコンテンツは逆に貴重なのかもしれません。(昔はいっぱいあったんだけどね。)

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とはいえ、エッセイなんてほとんど書いたことがなかったので最初はぎこちなくてほとんど更新できませんでしたが、ある方のnote.で「質より量!」という記事を見て、よし!毎日、過去の旅行を振り返ってエッセイを書こう!と決めました。
決めてからは不思議と気楽に書けるようになりました。おもしろいねと言ってくれる人もいてうれしい限りです。

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もうひとつ、毎日エッセイを書き続けている理由があります。
それは、文章を書くことを仕事にしたい!という夢のためです。

実は専門学校では音楽ライターコースに通っていました。とはいえ、なんとなくダラダラと2年間を過ごして、そのままライターになる努力も、たいした就職活動もせずにバイトあがりで会社に就職。そこからは何度も転職を繰り返しながらできる仕事をしてきました。

その間、元々文章を書くことが好きだった気持ちにフタをして関係のない勉強ばかりしてきました。簿記、TOEIC、心理、OfficeなどのPCスキル、FPもやりましたね。。そのおかげで何とか定職につけているので決して無駄ではないのですが、いつも喉元まで出かかっていたのは「文章を書きたい」ということでした。奇妙なことに、気持ちを押し殺しすぎたせいかいつの間にか喉元がいつも苦しくて呼吸も発声も不安定になっていました。

というわけでそろそろ自分の気持ちを開放しよう!と決めました。

仕事になるメドは何も立っていませんが、何かできるかもしれません。
なにせ人生100年時代ですからチャンスはあと60年もあります。

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前置きが長くなってしまいました。

新幹線で長野駅に到着するとそこには「信州で 人生がかわる」と書かれたおおきな垂れ幕がかかっていました。

友だちとふたり「人生かえてー」と茶化しながら信州しなの町の旅がスタートしたのでありました。

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この記事を書いた人

サウナ短歌の第一人者。サウナスパ・プロフェッショナル。公衆浴場コラムニスト。お問い合わせはインスタ・TwitterのDM、またはHPの問い合わせフォームからお願いします。

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