仕事でとても嫌なことがありました。
これ以上この仕事に関わりたくないと思いました。
今までだったら真正面から上司に直訴していたと思います。
「◯◯なことがあったので、この仕事にはもう関わりたくありません。」とかなんとか。
多分多くの人が経験があると思います。
で、こういった時に結果はどうなるでしょうか?
上司が、そうか大変だったね。もうこの仕事に関わらなくていいよと言って別の仕事をあてがってくれるでしょうか?その嫌な仕事に他の担当者をつけてくれるでしょうか?
もう分かりますよね。答えはノーです。
私はこういった訴え方が分からず、今までとても苦労してきました。
真正面から訴えてもしょうがないということは徐々に分かってきましたが、ではどういうアプローチをすれば自分が思う方向に物事が進むのか?考えようとしてもいいアイデアが浮かびません。
そんなときは、最近学んだラテラル思考が解決の助けになりそうです。
これは何かというと正攻法以外のアプローチの考え方です。
こちらにきちんとした解説があります。
こちらのページにも解説があるのですが、ラテラル思考の有名な例えでオレンジの問題というものがあるそうです。
オレンジ9個を4人で公平に分けるにはどうすればいいでしょうか?
まず思いつくのが、1人2個ずつオレンジを配って、残りの一つを4等分してみんなに配る方法です。これは超・正攻法の考え方です。
他には、数ではなく重量で等分する方法もあります。ここまでは簡単に思いつきそうです。
では、ラテラル思考でもう少し考えてみます。
オレンジをジュースにしてジュースを4等分に注ぐ。
これはどうでしょうか?時間はかかりますが、公平に分けるということに特化して考えると、このやり方はとてもいいと思います
もっとラテラル思考してみましょう。
残りの1個のオレンジの種を植えて、オレンジの木を育て、実がなったらそれを公平に分けます。
さっきのやり方よりももっと時間がかかりますが、将来にわたって公平にするというのも良い考えだと思います。
どの方法も公平に分けるという目的を達成できています。目的を達成するためには色んな方法があるということが分かると思います。
では、私はこの仕事に関わらないようにするために上司にどう訴えようとしているのか?
たくさんラテラルシンキングして試しにチームメイトに話したところ、とても手応えを感じました。頷きながら、そういうことだったらこの仕事から離れるのは当然だという反応です。
正攻法ではともすればわたしのワガママのように思われることも、ラテラル思考でアプローチをこねくり回した結果、もっと大局の話として捉えてもらうことができました。
これがうまくいって、実際に私の願いが達成できるかはまだ分かりません。ですが、考え方次第でアプローチ方法は無限にあるということが心強いです。
正攻法で訴えて難色を示されて、すぐに手詰まりになってただがっかりして終わっていた頃と比べると、ラテラル思考を持っていると希望が生まれます。
最近こういった思考法を多く学んでいます。
自分ひとりで考えつくことには限界がありますが、思考法を学ぶ度に頭の回路が増えるようで楽しいです。
ラテラル思考するときに役に立つオズボーンのチェックリスト。
ジュースにする、木を育てるというちょっと変わった方法を思いつく助けになります。
詳しく書くと長くなりますので、こちらのサイトなど参考にどうぞ。