【サウナ】京王高尾山温泉 極楽湯 〜サウナブランク

なんと4ヶ月ぶりのサウナだ。

サウナの検索サイトサウナイキタイのマイページでサウナ活動の履歴を確認すると2020年3月17日に行った新宿のテルマー湯が最後のサウナだった。

確かこの頃はコロナ騒ぎが本格化してきた頃だったと思う。 池袋の新しいサウナ施設かるまるのレディースデーに行く予定だったのを、あまりの混雑ぶりに 「これはさすがにコロナとかいうやつに感染してしまうかもしれない」 と思って新宿に移動したのだった。

その時は「コロナとかいうやつ」がこんなに長く世の中にのさばるとは思ってもいなかった。


このタイミングで4ヶ月ぶりにサウナに行ったのには理由がある。 身体が冷え切っていたからだ。

この日、わたしは沢あそびをしていた。 天気が良ければ沢から上がったあとに身体が乾いたのだろうけど、雨が降ってきてしまったので沢で濡れた身体がどんどん冷えてしまったのだ。

そこで、家に帰る前に温泉に寄ることにした。
高尾山口駅を降りてすぐ目の前にある 京王高尾山温泉 極楽湯


乳白色のマイクロバブルのお湯に浸かって冷えた身体を温めていると、後から入ってきたご婦人に声をかけられた。

「このお湯って何で白いのかしら?」

看板を指差して、マイクロバブルというものすごく細かい泡があるので白く濁っていることを説明した。

「泡のおかげで温まるらしいです」

「こういうの、初めてだわ。いいわねぇ」

そこからしばらく2人で色々と話し込んだ。

温浴施設に行くとなぜか不思議な会話が生まれる。

ご婦人はわたしに、高尾に来る途中の道の駅のセロリが4本で200円と激安で売られていることを教えてくれた。 200円は安い。しかも太さもしっかりしていて立派なセロリだそうだ。

ご婦人は道の駅のことを食の駅と言っていた。 道の駅のことだろうなぁと思いながら、確かに道の駅の楽しみといえば食だよな、もういっそのこと食の駅に改名すればいいのに。

お返しというわけではないけれども、わたしはご婦人に横浜中華街のおすすめのお店を教えた。 山に東と書いてサントン(山東)というお店だ。ここは水餃子がおいしい。しかも中華街の中ではリーズナブルなので気軽に楽しめる良店だ。中華街のおすすめを聞かれると必ず山東を紹介することにしている。

何で中華街のおすすめ店を紹介する羽目になったかというと、どこから来たの?と聞かれてとっさに 「横浜です」 と答えてしまったせいだ。横浜在住でもないくせに。 何で小さなウソをついたのか、今振り返ってみてもわからない。

まぁ、そのおかげでおいしい中華料理屋を紹介できたのだから許してほしい。


セロリ婦人の話が長くなってしまった。

肝心のサウナは懐かしすぎて、再会をかみしめるように長めに入っていた。普段は1回につき5分から6分ほどしか入らないのだけど、今回は10分ほどいただろうか。

TVではちょうど 「人気声優がかかった奇病の正体は!?」 という再現ドラマをやっていた。 10分まではがんばって人気声優の病状を見守っていたのだけど、ついに病気の正体を突き止めたところで力尽きてしまって、回復した姿を見届けることが出来なかった。無念……。

水風呂コーナーに移動すると、水温が18℃と表示されていた。 水風呂に入らない人には分からないと思うが18℃はぬるいのである。 水風呂の理想は12℃前後で、玄人 −という名の皮膚感覚が麻痺している人たち− は1桁台の温度の水風呂を好む。

つまり、水風呂は慣れなのだ。 慣れてしまえば誰でも入ることができる。

ところが18℃なのにすこぶる冷たい。 9℃の水風呂にだって入れたのに、たかだか18℃でこんなに頭の先までキンキンに冷えるとは。サウナブランクを感じた。

ここでサウナ短歌を一首。

18℃なれども脳につき刺さる氷山 もいちど恋をしようよ